2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

氣と量子

私は氣の正体はダークエネルギー、ダークマターであると仮説を立てていたのであるが、もっと突っ込んだ仮説を立てた。結論から言えば氣は量子である。 原子が物理学で言う宇宙万物を構成する最小単位であることは習っただろう。実はさらに最小単位の万物の根…

自信

私は自信にはふた通りあると思っている。ホンモノの自信とニセモノの自信である。自信とは日々の鍛錬と練習によって培われたもので、武術家やスポーツ選手が誰にも負けないほどに修練した、という誇りなのだ。そしてそれは四六時中二十四時間、自分の言動に…

六月講習会

六月講習会に向けた説明をさせていただきたい。先月の講習会は鍼灸師と難病の患者さんが参加して成功裡に終了した。そこで、もう一度治療師、鍼灸師と腰痛を含めて凡ゆる痛みや難病に苦しむ患者さんに参加していただきたいと思う次第である。最近では日本の…

逆境

人生の中での逆境については、何度もこのブログ記事で私の私見を述べて来たのではあるが、今一度重ねて述べてみたい。結論から先に言えば、逆境は人生において必要なもので、逆境が無ければ、順境になることも無い。私はこれまで、数限り無い逆境を迎え、そ…

戦場のアメリカ

私がアメリカに移住したのは1972年のことだから、47年前のことになる。当時のアメリカではブルースリーが映画で評判を取り始めて武術武道が流行って来ていた時であった。ベトナム戦争が終結して帰還兵が帰国してアメリカ社会が混乱し、経済が落ちて、日本が…

虎の型

上級者の訓練に虎の型という型がある。足を肩幅ほどに開き、両手の指を虎が威嚇するように開いて指を何かを摑むように曲げたポーズを取って、眼を虎のように見開いて五分間ほど立つ。後ろ足を軸にして立つから後ろ足の筋肉には相当な負荷がかかる。手からは…

国際色

私が尤氏長寿養生功を訓練していた時には道場生は白人アメリカンと中国人だけでなく、私が日本人で他にもアイルランド、フィンランド、韓国などからの人間がいて、道場内は国際色豊かでもあった。多種多様な人種が尤氏長寿養生功を支持してさまざまな理由で…

健康とセキュリティ

現在と未来の時代の潮流は健康 とセキュリティであると言われている。確かに武術を習い護身のワザとして習えばセキュリティにはなるかも知れないが、今の時代人を傷つければ、警察沙汰となり、事後が面倒だ。私の長年住んだアメリカは文字通り、戦場であった…

一時間

タイトルに一時間とつけたことは瞑想について詳しく説明しようと思うからである。站椿功も静功の座禅も私は両方共に毎日二回一時間づつ訓練した。一時間という長さの瞑想には理由がある。瞑想すると脳からホルモンが出ることはもうすでに知っているだろう。…

人間の生き方と価値観

有史以来、時代の変遷の流れと共に人間の価値観と生き方は変化して来た。植民地主義の横行していた時代には発展途上国に攻め入って資源を奪い取ることは正義と思われていた。人命も軽く扱われ、日本でも、赤紙と言ってハガキ一枚の値段が日本人男子の生命の…

能力の開発

尤氏長寿養生功は氣を巧みに使い、能力を開発する。身体能力を高めて人間の持つ自然治癒力を活性化して、人間に内在する潜在能力を開発する。こんなことを言えば、スーパーパワーのように聞こえるのであるが、本当のことだから、これ以上もこれ以下の表現は…

芸術へ向けて

武術が人と競争して人を殺す道具とすれば、武術は芸術とは言えないだろう。尤氏長寿養生功は英語で言えば、 physical arts であり、 martial arts であり、 medical arts である。尤氏長寿養生功は身体的アートであり、武術的なアートであって、医学のアート…

ホンモノの血

尤氏長寿養生功の訓練は師母のとてもとても過酷なもので、京劇の役者でもあった時期のあることのあった師母が京劇の役者になるまでの間にそれは我々の想像を超える練習と努力があったと思われる。そして幼少の頃からの揚氏太極拳の訓練は毎日で、ドクター尤…

喜びと悲しみと怒り

人生の中ではいくつの喜びと悲しみと怒りを経験しなければならないのであろうか?他人との人間関係によってそれらは頭をもたげてくる。喜びは脳に幸せホルモンを放出させることが分かっており、悲しみと怒りはアドレナリンやコルチゾールを放出させて健康を…

パラエストラ講習会

昨日パラエストラ講習会があり、全ての参加者との勁空勁が出来なかったのではあったが、氣の医療即治効果を発揮証明出来たのであった。二人の参加者をその場でいっぺんに改善出来たのであった。一人は肘が曲がらず、肩に指をつけられない。一人は肋骨に痛み…

悠久

西洋の歴史にも悠久で、学ぶものも多いのであるが、東洋にはさらに悠久の時が流れてインド、中国、朝鮮、日本の歴史と文化にはそれぞれ独特な悠久の時の蓄積がある。インドにはカラリパイトと言う武術があり、中国武術にも多種多彩なものがある。もちろん日…

食 体 想

最新の医学の理論に基づく治療法は運動と食事、そして瞑想であると言う。アメリカでもテレビに出てくるベストドクターは、日本の和食を紹介して、運動と瞑想を効果のある治療法であると言っていた。将来、処方箋に運動何十分、ある食べものを何百グラム、瞑…

正統系列

王向斉老師が教授された意拳がドクター尤老師と奥様の欧陽敏師母に受け継がれて尤氏長寿養生功となって師母が私に日本での教授の許可を与えられて現在、私太田光信が尤氏長寿養生功を教授してその究極のワザである勁空勁を伝授している。私が日本の道場を任…

忘れられた杖

腰痛の患者は多い。鍼灸で腰痛の患者を初回の治療で治せるようになったら、一人前の鍼灸師と言えるだろう。他にも違う主訴を訴える患者ももちろんいるが、這うようにして来院する患者が治療後歩いて帰れば、痛みに対処できる鍼灸師であると言える。特にギッ…

体内の氣の方向性

チベット密教の活仏、リンポチェは人の死の直前に頭頂部から氣がスーっと出て行くのが見えるのだと言う。尤氏長寿養生功では、大周天で氣を体内では下げる瞑想をする。つまり、氣を上に上げれば上げるほど死に近づく、と考えて氣を下げるのである。三十年前…

難病と筋肉と脾臓

難病で筋肉に問題のある症状は東洋医学においては、五臓六腑の中で筋肉は脾臓と関係があると考える。一人、私の患者さんで、原因不明の半身不随になって右半身を動かせない。初回の問診で筋肉が弱くて動かせないと主張するので、脾臓は現代の医学においては…

黒真珠が治療費

三十年前にタヒチに休養に行って、仲良くなった友人の家に泊まっていた時に友人の父親の友だちがギックリ腰になったので何とかならないか?と言われて治療することになった。ギックリ腰の治療は私の専門と言って良いほどに私には楽で簡単に治すことができる…

講習会

昨日もまた、毎月の恒例講習会が開催されて、参加者全員に勁空勁を体験させることが出来たのであった。成功率は百パーセントである。最近では、初対面の参加者との勁空勁の成功率は百パーセントになっている。氣を感じる者には誰であれ、投げ飛ばしたり、コ…

世界がキャンバス

勁空勁は芸術と言うことを述べたのであるが、画家が絵をキャンバスに描くとすれば、尤氏長寿養生功を受け継いだ私にとってのキャンバスは世界である。ドクター尤老師の歩んで来た足跡を見る時中国からドイツ医学留学そしてアメリカと国際的なものであった。…

氣功武術の精神性

東洋には、特に日本にはどんなものにも特に武術にはその背景に精神性がある。その精神性は気高く、その中でも、尤氏長寿養生功のそのワザは究極のもので、人の心を打つものである。であるからワザと心は同じものになる。そしてついに、国境と人種の壁を越え…

筋肉の収縮

オリンピックの選手のトレーニングでは、いかに速く脳からの筋肉への神経の伝達をするかが問題で、使う筋肉の収縮を速く強くするテストをして、収縮の強さを科学的な実験によって計測する。それにはシグナルを合図にして両足でジャンプをして筋肉の収縮の度…

人間の質

富貴貧賤のいずれに生まれようが、我々は人間性と質を持って、人生を歩み始める。例え、貧賤の身に生まれても高く優れた質と人間性は環境に左右されることはない。むしろダイアモンドの原石が磨かれて光を放つようにその質も衰えずにますます光は強くなって…

芸術の勁空勁

私は近年、勁空勁は芸術であると感じるようになった。見知らぬ者との初めての氣の交流は、まるで、闘牛士が筋骨たくましい牛を手なづけるようなもので、例えが悪いかも知れないが、私が若い頃、スペインで見た闘牛と同じ身体的芸術とでも言うようなレベルに…

尤氏長寿養生功を訓練すると汗をたくさんかく。汗をかかなくなると肌の老化が進む。お相撲さんは汗をたくさんかくので肌が綺麗になると言う。私も尤氏長寿養生功をピークで修練していた時には汗が滝のようにアゴから流れ落ちて着替えのシャツを5枚も用意した…

才能と自信

何かを学ぶとすれば、才能があるとかないとか天才であるとか取り沙汰されることがある。私が勁空勁を出来た時も私に才能があったとか天才だとか言われた時もある。そんなことはない。私に武術や瞑想の才能などは無かった。無かったから毎日、毎日飽きもせず…