2018-01-01から1年間の記事一覧

帰国

オークランド、ニュージーランドを出発して日本に向かう日である。十二月の十日に出て今日二十六日に帰る。障害のある身の私には少しキツイ旅であった。随分の距離を自分の脚で歩いた。三年前の私を知る者には奇跡と言うだろう。とにかく自分一人で海外旅行…

誇りと生き甲斐

尤氏長寿養生功の修練修行前の私にはホンモノの誇りというものはなかったように思われる。人生を生きる上に誇りは絶対に必要なものである。尤氏長寿養生功と出逢って、毎回ブッ倒れるまで過酷な訓練を続けているうちにドクター尤老師や王向斉老師の魂が乗り…

happiness 幸せ

人間を観察していて、その人の言動や行動を見ていると、明らかに幸せか、幸せで無いか、すぐに分かる。あなたは幸せですか?と聞くと、無理して、私は幸せです!とウソをつく。なぜ、そんなに無理するのだろうか?と疑問に思わざるを得ない。心を見透かされ…

新年挨拶

今年もすでにあと一日となっている。今年はもう一人のニセ尤氏長寿養生功の出現があって、またか、というウンザリした気持ちにはなったけども、タヒチとの交流が思いもよらずに現地タヒチに於いて、尤氏長寿養生功の未来を開く運命の人的交流と氣の交流があ…

自由と規律

私は何ものにも規制されず、自分の思い通りに自分の人生を歩む自由というものが好きだ。それで、若い頃からアメリカやヨーロッパ、アジア諸国など世界各地を巡り、少林寺拳法の現地拳士と合同で練習して交流を深めていたのであるが、人によってはこの自由を…

グローバル化、国際化

今でこそ、企業の国際化とか日本の凡ゆることで、グローバル化ということが叫ばれているのであるが、私が少林寺拳法の本部に1980年奉職した時には、私が国際的に開かれた武道を叫んでもその意味を真に組織の中でその意味を理解する者はいなかった。私がこん…

武医一如

私が以前、夢中になってアメリカにまで行って普及しようとした少林寺拳法では拳禅一如と言う言葉を使い、拳と禅が両面の裏表のようなものである、との教えがあった。私は思うところあって、少林寺拳法を離れ、尤氏長寿養生功の門下に入り、ホンモノの中国武…

大麻と鍼灸

タヒチの氣功の道場生に警察官がいる。彼の娘が私になつき、今回も子供用の花火をスーツケースに入れてお土産と言ってプレゼントしたらまたほっぺたにチュッチュとキスしてくれた。本当に可愛い。この警察官が言うには、タヒチには大麻が蔓延しているらしい…

加州中医師免許

私が取ったカリフォルニア州の中医師免許をフランス政府の Medical Board に提出すると、私がタヒチの地で鍼灸院を開ける、とのことで、私はすでにリタイアして日本で暮らしていたのではあったが、私の古い中医師のライセンスがにわかに役立つことになった。…

しがらみ

日本の独特な人間関係にしがらみと云うものがある。私も例に漏れず、一人の低脳で、幼稚園児の対応しか出来ない自分を男と思っているオトコと一人の女狐のような狡猾で自意識過剰なオンナが太田氣功道場を騙して、実力も無いくせに、自分たちの道場を開いて…

攻めと守り

戦いには攻めと守りがある。今、尤氏長寿養生功を教授する太田氣功道場は攻めの時にある。あつかましい、品格も無い二人の 武術家では無く、瞑想家でも無い自己顕示欲と金銭欲にかられた者たちが開けたばかりの道場を汲々として守っているうちに、私は日本を…

タヒチ回想

タヒチに於いては、日本では経験出来ないことを経験出来る。面白いことがあった。市の公園のようになっている無人島があって、太極拳のみんな尤氏長寿養生功を訓練する同士連中と島に上陸して氣功の手ほどきをして希望者には鍼灸の治療をした。上陸前に数十…

I am back

ついに帰国した。税関や全てをクリアーしてバスの方が便利と思い、バスで帰宅する。日本は便利だ。タヒチやニュージーランドはヨーロッパ宗主国の影響を受けて事大主義的なモノが多くて大きくて重厚だが、勝手が分からずに西洋慣れした私でも不便である。し…

タヒチ事情

私のこれまでに得たタヒチの内部事情を私の印象と主観を交えて共有してみたい。まず驚くのはタヒチアン の身体の大きさである。女性にしても、背が高く、平均で私より高い百七十センチ以上あるだろう。男は百八十から百九十、時に二メートルを超す者がいる。…

Mama Tania

私のタヒチの指導員の一人の奥さんはママタニアと言って、鉄火肌のおばさんである。すごく冗談好きで、私が大好きなタヒチアンの女性である。禁煙の治療を頼まれた。何十年も喫煙して辞められない。そこで、家族みんなが見守る中で治療が始まった。耳のツボ…

治療師失格

島を去るにあたって、気掛かりなことがある。Kevinと言う名の患者のことであった。kevinの父親は小学校の教師で例によって、タヒチアンの巨人であった。しかし、教養は高く、英語で会話をする。座骨神経痛でよく歩けていなかったが、私の治療でいっぺんに歩…

さらばライアテア島

今日はライアテア島滞在の最終日である。今朝も患者が山の頂上のバンガローに来て治療を行なう。二、三日見つからなかった小さな肩掛けのカバンがとうとう見つかり、危うくパスポート財布帰りのチケットなどを失くしてしまったと思っていたので、神様にお願…

ホンモノとニセモノと

私の指導員から、日本に居るニセモノの一人が何か自信の無い動画を出しているとの報告を受けて、ニセモノはニセモノで、未来の確証の無い努力を続けているらしい。ホンモノの私は、タヒチの地にて治療に毎日が忙しく、あとは氣功の世界に向けての準備に現地…

星に願いを込めて

夜の三時に起きて、瞑想しようとすると、目の前に海が広がり、大きな星が見える。この星に目の焦点を合わせて瞑想する。聞こえるのは珊瑚礁に打ち寄せる波の音に虫の音である。タヒチの太陽が出る前の時間は貴重である。涼しく、あまり湿度が高くない。瞑想…

組織運営

団体の中に一人か二人のできそこないの者が現われることがある。タヒチに於いても、すでに出てしまった。未だ破門にはしていないが、しばらく氣功の訓練から離れるように伝えたが、よほどショックを受けたらしく、今また彼から電話があり、明日会いたいと言…

お墓参り

以前お世話になって今は故人となった友人の父親のお墓参りをした。 Mr.Lachauのお墓に好きだったビールをかけて墓石を洗い、祝詞を奏上して移住の際の加護と助けをお願いする。これで二回目である。 見えないチカラを修行する我々には亡くなった方々のエネル…

旅の終わり

あと二、三日で今回の大冒険の旅も終わりが来る。この二、三日でタプタプアテア市の全職員と市長さん夫妻との治療と氣功の大デモンストレーションを終了してこの旅は終了する。いろいろな意味でまた勉強することができた。人間はインターネットだけの世界に…

Insomnia 不眠症

タヒチアンを治療していて気付くことがある。 不眠症、 Insomnia が圧倒的に多い。幸いに鍼灸治療は不眠症に驚くべき効果を発揮する。アメリカでも私は不眠症の治療をしてほとんど百パーセントの実績を誇っている。私の三十年前に知り合ったスーパーマーケッ…

タヒチの太陽

タヒチの太陽は危険である。昨日一時間ほどプールで泳いだだけで、肩から首すじにかけて火傷をしてしまったのである。今日は朝から無人島のモツと言う名の島に行って鍼治療とピクニックと海水浴を楽しんだ。昼間の真夏の太陽は目を開けてはいられない。また…

朝日を浴びて

ライアテア島の頂上にて

今までの地獄のような状況に比べてこの島の一番高い場所である山の頂上の家に来ている。太極拳の生徒が家を貸してくれると言うのだ。大変豪華である。プールもついている。あまりに暑いので、後でひと泳ぎしようと思っている。今までの苦労にご褒美がいただ…

無常

仏教の最大のテーマは人間の持つべき哲学は無常、すなわち全てのことやモノ、人、は常にある、永遠に存在することはない。と悟り、執着から離れることが人間が幸せに生きることになるのである、と釈尊が何千年も前に喝破していたことである。この旅の成果と…

タヒチ全島制覇

今日は太極拳のメンバーを中心にして氣功愛好家が集っている練習に誘われて、練習に参加する形で氣功の瞑想を体験してもらう。私が尤氏長寿養生功の意拳からの説明に加えてチベット密教の仏教の四大苦の説明をし、私のタヒチへの移住の話にまで及ぶと雰囲気…

真夏のタヒチ

タヒチは今日本の逆で、真夏の真っ最中の太陽の光がまぶしくて、目をまともに開けてはいられない。サングラスは必需品である。私はサングラスをまだ購入していなかった。太陽の熱が首すじを焼いてすでに真っ赤になっている。海を眺めてベランダで涼しい海風…

老化

タヒチで私が会って親交のあった人々についに会って話しする。みんな歳をとった。当たり前なことである。女性はおばあちゃんになり小柄になり、男性は髪が無くなり禿げて、ビールの好きだった指導員のお兄さんは歯が抜けて糖尿病を患ってレスラーにような身…