スペインの孤島

アトランダムに気の向くままにブログ記事を書いている。今回も思い出すままに頭に浮かぶ情景が目に浮かんだ島の話をして見たい。武道の講習会が終わり、

時間が余って、飛行機乗り放題というマドリッドを起点にスペイン国内ならば

往復してマドリッドに帰る予定で、日本人旅行者は誰もいない場所へと行って見た。その島は変わった島で月世界のように岩がゴロゴロしており、ある洞窟に目の無いカニが棲息していた。カニと言っても指の爪のサイズで、ヤット探して見つけた。その頃はスペインの人間達とは、

かなり密着してつきあった。良い連中であったが、私が自費で講習会に何回か

行くうちに当たり前のことようになって、私の交通費は支給しなくなった。

甘やかし過ぎたのである。神田真澄こと

田吉隆こと姜吉隆の場合も同じだが、

自分のポケットからは一銭も出さなくなる。別に私にお金がある訳で無く、良い

人間達との交流を大事にして交通費、講習費を請求しなかった為である。

少しではあったが、支給された講習費を使わせてもらったのである。

アメリカの生活が余りにもプラスチックに感じて当時のスペインの生活が有機的で、人間味溢れるモノに感じて何度も

訪れたのである。日本人には馴染みやすい国で、私には心地よいところであった。私は言葉を覚えることは苦にならない。二、三週間滞在すると片言の

日常会話をいっぱい覚えて現地の人と

会話しては驚かせていた。次はバスク地方の街の話をしよう。