二丁の拳銃

私は一時期二丁の拳銃を家に持っていた事がある。当時はカリフォルニア州でも、殺人事件の件数が記録的に増えていた。ベトナム戦争が終わって、帰還兵がアメリカに戻り、トラウマを持つ帰還兵が事件を起こすケースが多くあった。

自分の身は自分で守ると言うのがアメリカ人である。それで、私も二十二口径の拳銃と三百五十七マグナムの拳銃を購入して手元に置いて準備だけは怠らなかった。どちらも護身用ではあるが、マグナムは薬莢の火薬が倍ほどに入っていて、

車のエンジンを撃ち抜くチカラがある。

最近の北朝鮮の恫喝に日本人が右往左往してバタバタしているが、国であれ、個人であれ、暴力を持って、脅しをかける、生命財産を脅かす行動をとる者に対しては、護身の用意をすることは、私のように長年武術に携わってきた者には

当然に思えることである。北朝鮮金正恩などは自分の保身延命のみの政策を、

国民の犠牲で好き勝手な暴挙を行なっている。今の時代に独裁政権などは狂気と言える。二丁の拳銃は使うことなどは無かったけども、準備していたことに対しては後悔してはいない。