東洋医学と心療内科

現代人はストレスで様々な症状を引き起こす精神的な病氣にかかる危険性を持ちながら生きている。今は心療内科があってそういう病氣に特化した部門が作られて普通の内科で原因不明の病氣の患者は心療内科に回される。うつ病不眠症、無気力病など治療の難しい病氣には東洋医学は対処法がある。何故ならば、東洋医学では、心と病いに密接なつながり、関係性があるとしているからだ。例えば、うつ病などの無気力症状などは、経路を流れる氣が不足しているか停滞していると考える。不眠症は夜の陰の力が身体の陰のチカラと同調出来なくて、体内の陽の氣が体内の陰のチカラに勝って陰陽のバランスを失っていると考える。氣不足か陰陽のバランスが取れない自律神経失調症と考えて氣を増やしたり、陰氣を増やしてあげると軽快するようになっている。西洋医学では西洋薬を使って逆に悪化することもあるが、東洋医学では副作用の心配が無い。自然療法なのだ。身体の調子が戻ると自然に氣が 巡り始めて陰陽のバランスも元に戻っていく。肉体は精神と密接な関係にあることに古代中国人は気づいていた。そのことを現代の医学では科学のメスを入れて遅まきながらも解き明かしているのである。鍼灸治療では病氣の源を氣であると考えてツボに鍼を打つ。耳のツボ神門に鍼を打って、自律神経のバランスを取ることはもちろんのことである。尤氏長寿養生功で培った氣を用いて治療すれば、効果は飛躍的に増す。