トラの威を借る武術団体
良く目にすることだが、世の中には、自分は何も出来ぬのに師匠はとか、先人はとか、何も知らない者達を講釈師よろしく、自慢げにまるで自分がそんな事を出来るように言って、生徒集めて月謝を取る自称武術家がいる。バカバカしいロジックだが、騙される者も数多い。私ならば、そんな子供騙しの手には乗らない。本当にその武術家が出来るかどうか、確かめてから入門する。何代も前の先生、老師の話をして、その系列だから、すごいんだから入門しろと言う騙しのロジックにはハナも引っ掛けないことだ。あの尤氏意拳のニセ師範は、そのアホな騙しのテクニックの他にも別口で生徒を集める。太田道場で唯一の弟子。長年総師範。だから何だと言うのか?自分が何を出来るのか、何も言ってない。唯一の弟子などと誰が決めたか?私も知らない。長年総師範を務めても、技が出来なきゃ何もならない。師母のアメリカの道場で私より長く練習したからといって、私より上手であるとは限らない。ドクター尤老師に習ったと言っても同じ事である。勁空勁が出来なきゃ自慢にならない。そんな自慢げに語るのは、狡猾なキツネがトラの後ろについて回って恐がらせること同じである。そんな子供でも分かるイソップ童話など信じてはいけない。私の目にはたくさんのキツネがトラの後ろについて回っているのが見えている。尤氏意拳もトラの威を借る武術団体である。狡猾なキツネがトラのつもりでいる。
発勁の手順
中国武術を目指す者ならば、誰でも発勁を習いたいものである。が、簡単に一朝一夕に出来るものではない。先ず第一にに勁を起こすだけの圧倒的な氣のエネルギーが必要である。第ニは相撲のテッポウの要領で壁を押す。何万回と壁を押して壁が崩れるほどに押す。それで出来た筋力で両肩を押してもらうのである。こちらの体勢が崩れるほどのチカラで押す人間を押し返すのである。この時に肩にチカラが入ってはいけない。リラックスして押し返す。圧倒的な氣エネルギーがあれば、押し返すと、相手は倒れるのである。ここまで簡単に言うが、実際は口で言うほど、簡単ではない。腕の使い方やいなして、チカラを分散する技術が必要である。何度も言うが、口伝がある。入会して実際に手を取り足を取ってもらう一対一の指導が必要である。いづれ本を書く。写真付きの丁寧な手順を説明することとしよう。なぜ站椿をするかがその時分かる筈である。