一流

武術も芸ごとも瞑想もその道に携わる者は皆一流を目指すであろう。一流の者とはどんな人間で、二流、三流の人間はどんな者なのであろうか?二流三流の人間について書くことは二流三流のエネルギーに同調するから、一流の人について考察した方が良いように思われる。私は一流と話をしたり、氣の交流をすることが好きである。一流から学ぶことがたくさんあるからである。私が調べた一流の行動パターンを列記してみた。参考になれば幸いである。まず一流は二流三流の人物とは交流を避ける。二流三流の人間のネガティヴなエネルギーを嫌うのである。一流は一流としか付き合わない。一流は努力を惜しまずにスキルを磨く。一流は自分の専門分野に労力と時間を惜しまない。そしてその集中力を持続させる。常識にとらわれず、不可能と言われることに果敢に挑戦する。一流はカネを追いかけず、夢、目標達成の結果カネが集まることを知っている。使命感に燃えてビジョンを持って夢と情熱を持ち、自分の使命を理解して苦しくとも、命をかけても良いと思うほど大切なものを持っている。その目標達成の道のりを楽しみ、その仕事を楽しみ喜び幸せに感じている。何の為に戦うのかを理解してそのビジョン達成の為に全力を尽くす。目先の利益を度外視してその先にある理想実現の達成感を大事にする。ビジョン達成の為に明朗快活になり、夢、理想、ビジョンはブレない。ビジョン達成の際の充実感達成感が一流の心の報酬である。だから無報酬であっても充実感が目的なので、成功してカネを手に入れることは目的にはならない。求めるべきは成功ではなく、充実感であることを理解しているのだ。その為に一流は学び続けて基礎の部分を大事にして簡単に見返りを求めず大成して一流になることを目指す。一流は成功の本質をカネや所有物でなくカネやモノが成功の副産物である、と思っている。仕事に全力を尽くして友人や家族との時間を大切に人生を楽しむ。成功するための習慣を持ち、良い習慣を永続的に徹底して行ない、積極的に人生を切り開いて、被害者意識を持たずに、大きな信念大きな野心を持つ。自由を愛して助け合いの精神を持ち、世界平和を目指す。失敗を恐れない。良心に従って行動する。そして正直で赤児のような感性と心を持ってチームワークを大事にする。一流は双方が利益を得る交渉をして自分だけが利益を得ることはしない。社会に貢献する方法を探る。など、もっと、もっとあるだろうが、これらはほんの一部である。二流三流はこれら一流の行動と考え方の逆を行ない考えるのだ。だからうまくいかない。私は二流三流の人間であった。尤氏長寿養生功に出会って、尤氏長寿養生功がホンモノの一流なので、私も一流になって一流の氣功を学び教える自分になろうと思った。今でも一流になろうと思って努力を重ねているのである。この一部の一部を実践したが、未だ全てではない。道は死ぬまで続く。少なくとも、今の自分は楽しく嬉しい幸せな毎日を過ごしている。一つ落としたものがある。一流はユーモアがあって笑いがある。それだけはすでに達成しているので、笑いの 部分と使命感に燃えてしていることを楽しんでいるのは私は一流である、と言えよう。