病いと精神

東洋医学では、内因と言って、精神、感情も病いの原因であると説明する。ある意味心療内科の領域にも踏み込んでいる。感情、すなわち、怒り、悲しみ、恐怖等の感情も病いの原因であることを知っている。怒りがあれば、肝臓を悪くして血圧上がり、時に死に至る。肺を悪くすることは悲しみをもたらして、悲しんでばかりいると、肺の病氣例えば喘息などを引き起こすのである。肺結核になった患者は悲しそうに見える。あまりに驚いた時には尿を漏らす時もある。恐怖を常に感じる者は腎臓を悪くするなど、など枚挙に切りが無い。もう一つ、突然大金が転がり込んで、喜び過ぎて心臓マヒなどもあるだろう。要するに、精神である感情が度を超えて反応すると身体を傷つけると言うのである。感情の起伏無く人生を歩め、と言っている。