真の敵とは

我々が人生を生きるにあたり、一番の敵とは自分自身である。自分自身の中でも臆病である。自分を客観視出来ずにいる時は正しい判断は出来ない。愚かにも逃げてしまう。なんの解決にもならない。

その敵を倒す武器がある。

勇気である。勇気を持って第一歩を

踏み出す。すると道は開ける。あの勇気のない尤氏意拳の姜吉隆も臆病でケチな人間なので人生が開けない。臆病だから逃げ回る。人生の中の問題に向き合えない。何の解決にならない。置かれている現実が恐くて怖ろしい。勇気がない。こんなことで一派を立ててその長になることなどおぼつかない。中身は脆弱だ。

嘘もつく。臆病を隠す為にその穴を埋めてギャップを埋める為に。真の敵が分かっていない。敵は自分自身の中にある。

臆病、弱気であった。

 

瞑想のチカラ

今我々はとても面白い訓練をしている。

私が椅子に後向きに座り、瞑想をする。目を閉じて、指導員達には私に向かって走ってもらい、肩口を押してもらう。

すると、近くに寄った辺りで体勢を崩して転げ回る。こんな現象が起きている。

いや  起こしているのである。全て人為的に作り上げている。私だけのチカラではない。指導員達のレーダーが強力なそして鋭敏なものでなければならない。

このレベルは究極の氣功の世界で内功、  Neigong  と呼ばれる。誰にでもできるものではない。訓練を受けてそのレベルに達っした者だけが入れる世界なのである。

意念と神経

 NHK  のガッテンという番組で神経についての特集をしていた。

筋力が落ちるのを意念で、イメージトレーニングで防ぐことができると言うのである。私にはピーンと来た。意拳の訓練の中には意念、今で言うイメージトレーニングを良く訓練するのである。アメリカの大学の医学部の研究では、実験の中で学生の手首、腕にギブスをはめて一カ月ほど使わせずにそのままにして置きわざと筋力を落とさせる。もう一つのグループには毎日イメージトレーニングで、バーベルを使ったことを思わせる。一カ月後ギブスを外して筋力の検査をすると

イメージトレーニングしていたグループの筋力は余り落ちない。イメージトレーニングしないグループは筋力は半分に落ちていた。脳は電気信号を神経を通じて筋肉を動かす。神経の通りを意念によって良くしておくと筋力は落ちないのである。

また運動もせずイメージトレーニングもしなくてジッとしている者は神経の数も減るということが分かったとのことである。

尤氏長寿養生功のトレーニングでは、

意念の訓練を毎回している。経路の通りを良くしているのである。

解剖学的には神経と経路は別物だが、

我々にとっては同じことである。そして意念とイメージトレーニングも我々にとって、同じことである。

独裁と戦い

金正恩は独裁者としての延命のみを

念頭に最期の悪あがきをしている。

戦いを挑む者の末路が分からないらしい。自国民を飢えさせて莫大な戦費を

ミサイルに注ぎ込む。おのれのことしか考えられない。

あの姜吉隆の尤氏意拳も任せた道場の

独裁者として私の名前、力  、権威を利用しておのれの贅沢の為に寄付の名目でカネを奪い、私の名前を使って大借金して私が返済を迫るや、誠実な対応無く、逃げ回っている。今だに突き蹴りの戦いにやっきとなっている。この時代に独裁と戦いは時代遅れで、欲に目の眩んだバカ者が選ぶ道である。両者スケールの差はあるが本質は同じ精神異常者である。

一方尤氏長寿養生功では道場哲学の共存共栄共生をいつも念頭に置き我々と関わりのある者との共生を如何に出来るか常に考えて行動する。協力出来る者は大いなる利益を蒙り、我々も助かるのである。お互いに得して、平和な心を持つのだ。

 英語にすれば、give and take  になる。

独裁は崩壊して、戦いを好む者はいづれ

倒され滅ぶ。ましてやそんな精神異常者は瞑想など教えることは出来ない。

未来へ

面と向かいたくない問題を抱えながら、

私はこの大好きな、私が命をかけて

習得したこの氣功を毎週私のマックスまで、秘密だった技を後世に伝えようと、

改良を加えて、私の創意工夫した技も

含めて縁ある者達へ教授している。

どんな良いものでも、どれほどの秘密

であっても、死んで一人あの世へと

持って行っても、此の世で活かす、役立てることなくば、宝の持ち腐れになって

しまう。師母が私に特別に日本人であっても全て教えてくれたように私も今縁

あって集まる道場生指導員に私の全てを

教えている。殺人のワザから活人のワザにそして癒やしと再生のワザへと現状の自分に悩む者の人生の再生のワザへと

ここまで昇華している。波動の荒い波は

もっと小さい波に小さい波は細かい波に

細かい波は水面静かで鏡のようになって船が航海し易くなるように未来に向かって太田氣功道場はさまざまな縁ある者を巻き込んで進んでいる。未来では、私が経験した差別やイジメのないことを

願って指導員道場生の人生に少しでも

良い影響を与えて私はこの世を去りたい。

そして私から習ったワザをもっと次元の高いものへと昇華させて欲しいと

願っているのである。未来へ、、、。

殻を破る

氣功習得の秘密は一言で言えば、

殻を破ることである。心に閉ざしている自分で作った壁を崩すことである。

ジャンプする回数を数えると十回まで、できればそれで良いと自分で自分の限界を作っている。でも私がもう一回と言うと、もう一回出来る。もう一回、もう一回、もう一回、と繰り返すと十五回まで出来ている。これは何を意味するか?

限界はあると自分では思うが、実は限界はない。自らが自分に

言い聞かせている産物なのだ。実体のないものに規制されている。幻想に過ぎない。あると思えばある。無いと思えば無い。まるで禅問答であるが、そうである。自分に限界は無い。だからオリンピックの記録は更新される。限界を破る。

最終的には氣力の問題である。氣である。人間の敵は人間自身で、おのれの敵は

おのれ自身である。敵は破らねば次の世界を見ることは出来ない。次の上の段階はない。私は心理学も勉強した。催眠療法士の資格も取った。

一つ良いことを教えよう。この殻を破る特別な方法がある。心身を統一して、

両手を組む。人差し指だけ出来るだけ

大きく広げる。人差し指の間をジッと見る。不思議なことに両手の人差し指は自然にユックリ閉じる。ドンドン閉じてピタリとくっついてしまう。ある者の閉じた指は開かない。その時心に念じるのである。リラックス、リラックス、

リラックス、自分の心の壁はない。自分の殻は破れた。限界は無い。と心の中で言う。

自分に言い聞かせる。これを毎日朝起きた時と寝る前に行なう。やってみれば分かるが、殻が破れるまで何日かかるかは、あなた次第で、どれほど殻と壁が厚いかで決まる。毎日変化があるまで続けることだ。必ず結果は出る。

ぜひ試してみると良い。リラックスすると殻を破り壁を乗り越えることができる。ちなみにこのテクニックは催眠導入の方法でいろいろ研究して、私はこれを使って催眠治療を

行なう。私の催眠は習った先生よりも

私の方がうまかった。氣を使うからである。いろいろな治療に応用できる。

もちろん、トラウマの治療にも

使えるのである。

肘打ち

私の武術家らしからぬ恥な出来事をいくつか紹介しているので、ついでにこれも言っとこう。アメリカから日本に帰国したのは数え切れない。その内の一つにテレビに

私が紹介されて、来日する回数はずっと増えた。そんな頃に成田からバスでホテルに向かうそのバスの中、運転手さんのすぐ真後ろに座り、私の隣には一人の男が座った。出発してすぐ、突然男がタバコを吸い始めた。私はタバコを吸わない。嫌だなあと思っているところに運転手さんが気付いてタバコを吸わないでください、お客さん規則ですから、と何度も制したけども、言うことを聞かない。三度ほど言ったがまだプカプカ吸っている。三度の注意をしても言うことを聞かないので、業を煮やした私はそいつのアゴを右ヒジで打ってやった。火のついたタバコは床に落ちてビックリして怖がるそいつは、分かりましたよ、止めればいいんでしょ、やめれば、とやっと自分の行為が違法であると気付いて平和が車内に訪れたのであった。

こんなようにチカラの行使は正義の裏付けあって行使するべきものであると

思うようになった私がそこにいた。

もちろん正義と思ってもチカラが充分に備わって、相手を制する自信があることが最低の条件である。生兵法はケガの元と言うことわざも知らねばならない。