奴隷

アメリカにはいまだに、奴隷のように働かされる者がいる。永住権を持たない者は足下を見られて時給百円位で雇われて、肉体労働を強いられる。

私も経験がある。日本人が日本人を奴隷のように扱う。雇う日本人は英語もろくに出来ない。カネを勘定することだけは

大学教授並みだ。現金は持っている。

道教授で永住権申請している間は合法的に働けない。そこで肉体労働となる。

まだ若く将来に夢を描くからまだ我慢出来る。肉体を鍛える武術の訓練と思い耐えた。永住権取得後はすぐ日雇いのような仕事を辞めて日本法人の会社に勤めた。プライドが戻る。朝早く玄関のドアを叩く者がいる。なんと元雇い主の

日本人である。人手が足りないから

手伝って欲しいと言う。仕事があるので

断った。私が永住権など取れることはないとタカをくくっていたらしい。永住権を取ったと言えば、目を丸くしている。

こんな同胞日本人を奴隷のように扱う人間は

私が帰国前に事故で死んでしまったとの報告を受け取った。妻子あるこの男は白人女性と浮気の末に、ウインドサーフィンの最中湖で岩に頭をぶつけて死んだ。因果応報である。

教訓として反面教師として、私は

人を奴隷のように扱うことは絶対にしないと心に誓った。どの国にもこんな不条理な例はあるだろう。負けてはいけない。人間の心は

奴隷ではない。心は高貴で、その振る舞いは高貴な者もいる。永住権を持たない者の状況を利用して犬か馬か何かを扱うような者は税務署から現金商売で摘発された時に滞納した税金まで現金で払った事実を私は知っている。笑い話だ。呆れる人間ではある。