勁と空勁の成功率

最近の初対面者との勁、空勁の成功率は確実に上がって来ている。以前から驚くほど成功率は高かったのではあるが、時系列に述べると最初は50パーセントくらいではなかったかと思う。氣功、特に呼吸法の経験者には100パーセントの確率であったが、初対面者とはあまり高くはなかったのである。私が通氣になって十五年ほど経過しているが、年々、私の氣は強く重くなって来ている。日本に帰国前より六、七割の者に勁、空勁の技はかけられていたのではあるが、帰国以来、成功率は少しずつ上がり、今では八割ほど、そして先回四月の講習会は遂に100パーセント。初対面の参加者には目の神(シェン)のみでコントロール、投げ飛ばすことが出来たのであった。身体障害者要介護2は今でも変わってないが、私の氣は毎日の瞑想によってますます強く、重くなって来ている。成功率十割の時期は近づいて来ている。十割になればどんな人間でも、どんな体格であれ男でも女でも勁と空勁の技はかけられるという自信が膨れ上がって来ているのだ。修行年数の長い指導員と道場生はあまりに強く重い私の氣を受けて、うめき声をあげてアヒル歩きをして、あるいは這いつくばっている。私がこの氣功武術の最高の理想とする形と内容が整いつつある。嬉しくて楽しいことがもう一つ増えたのである。日本に日本人として住むだけで幸せなのに更に加えて、幸せになっている。私の修行の努力が報われて来ているのだ。この消滅しかけた氣功にその価値を見出し、氣の充実と技の練磨に命をかけて今があるのだ。