好きなものの継続

スポーツで成功している者の話を聞いているとどんなスポーツであれ、共通点がある。さまざまな理由で辞めたくなる

時期は来るようである。しかし、ホントは辞めたくない。そのスポーツが好きだからだ。私の場合も辞めたくなったのは一度や二度ではない。余りにキツイ拷問のような訓練、先輩同輩のイジメ、

恵まれない境遇などの逆流に逆らいながら、私には面白くて面白くてたまらない氣功であったからである。そして師母が

人間的に厳しく優しく面白く憎らしく、

幅の広さを持って、私は師母が大好きだったからである。継続はチカラなりとは言うが、継続したいものに魅力がなければならない。ただ継続するのではない。

私が若い時熱中した少林寺拳法

ある日、魅力が無くなった。集まっている人物にも失望した。同じことの繰り返しでそれ以上の階段は登れない。確かにワザの豊かさがあっても昇段試験の為としか思えない。昇段試験の料金は高い。

辞めるしかない。尤氏長寿養生功

習得するに一生かかるほどの難しさ、

医学的な背景、技の奥深さ、他の誰も出来ていない技術、師母のキャラクター

などがある。そしてワザはレベルに応じて自分自身が作ることができる。私が好きになるものとして不足は無い。訓練すればするほど好きになる。

師母しか、世界に一人しか、教える人はいない。まさしく、何が何でも習うしかない。そんなものなら、継続するしかない。私がこの氣功に私なりに小さくても花を咲かして受け継ぐことに成功したのは何があっても、継続したからであった。習うに

充分な環境と才能があった訳ではない。

充分ではない才能を補うものは毎日の

努力精進と継続であった。

自分がとても愛するものを見つけること、好きなものをとても好きになって、

愛することができるようになるまで好きになること、その好きなものを継続すること、が成功する、花を咲かせることができる秘訣、コツである。

どんなことがあっても、辛くとも、

諦めてはいけない。腐らずに焦点を、

何年も先に焦点を合わせて今日も訓練

することである。そのうちに自分の中で

何かが起こる。私はこの氣功の秘密、技が一つでも出来ないうちには死ねない。

宇宙の秘密を探らないと死ぬことは

出来ないと思い、訓練を続けた。

もう一度言うが、何であれ、その道の

達人、頂点に立つには好きになって、もっと好きになって、愛して、継続することである。中途半端はいけない。

継続はチカラになって、近道になる。