宗家家元

芸事、特に武術武道に於いて、江戸や明治の時代においてはいざ知らず、近年になって、宗家家元などと自分で自分を呼ぶことなどは、前近代的で、時代錯誤も甚だしい。ある武道では、創始者の血を引いているだけの理由で武術武道のワザが出来ない者がその武道の頭になっている。実に納得出来ない、その武道の組織防衛と自分の既得権益を守るだけのことであって、その武道武術の発展にはクソの役に立たない存在だろう。中身は日本拳法であるにもかかわらず、明光武道とか、尤氏意拳と自分で勝手に呼んで、自分自身を宗家創始総師範と呼んで、厚顔無恥の行ないをしている宗家家元もある。世の中さまざまにミソとクソが一緒になっているのが現代の風潮ではあるが、実力があるのならばまだしも、私から一カ月、師母に会っただけのこと二回の尤氏長寿養生功との関わりだけで、宗家家元になっている自称宗家家元もいる。自分で自分自身を宗家家元と自称する理由は何故であるか?よほど自分に自信を持つほど訓練したとは思えない。既得権益を自分だけが持つことに執着心を持ったことだけが理由と思われる。剣道連盟の不祥事、八段昇段売買と明光武道尤氏意拳の虚偽ウソ宗家家元制度など、何でもござれの近代武道では、宗家家元などは意味がない、理屈に合わないシロモノである。他の武道にも同じことなどが起きているに違いない。旧態依然の日本武術武道は猛反省して出直すことが必要だ。特に資格と実力のない者が、自分自身を宗家創始総師範と呼んでいる事実を自分で認めて何とか体裁を整える意味で、自分の生徒の為にさっさと尤氏意拳を解散して、支払い義務のある借金を完済することが先決問題で、宗家創始総師範などと言っているヒマはないだろう。男でない、潔くない所業である。