宮本武蔵

武蔵の特集とも言える番組が NHK であって、また大いなる興味を持ち観たのである。いろいろ私にとって興味のあることが分かった。二刀流は訓練の為にすると言う。利き腕だけでなく、逆側の腕も同様に鍛えると脳がそれと同時に鍛えられて運動能力がアップするのだと言うのである。そして二刀を構えた武蔵の絵が残っており、専門家が解析するには、両膝が曲がり、両肩はダラリと下がって緊張がない。上虚下実である。一般の人も利き腕の逆の腕を鍛えると他の作業効率が上がり、運動能力、筋力が上がる。何百年前の武術家の到達 した体技が現代に蘇って、大きな示唆を与える。これは人類に貢献出来る情報であると私は思うのである。ちなみに熊本にある武蔵が篭って五輪の書を書いた洞窟を訪れたことが私にはある。空海さんも高知の海に面した洞窟に篭って瞑想した。この洞窟にも私は行ってみたことがある。先人の体験してみた場所はパワースポットのように何か不思議な雰囲気を醸し出しているが、自分がそのエネルギーを持つには自分が修行するしか、方法がないのはもちろんのことである。千日の訓練を鍛と為し、万日の修行を練と為す。の五輪書の中の言葉はまるで私の尤氏長寿養生功の修行を現す言葉のようである。