Half Lotus

 座禅をする時の尤氏長寿養生功の座禅の仕方は Half Lotus である。いわゆるあぐらであるが、少林寺拳法でもあぐらをかいて十五ほど瞑想して終わりに全員で気合いをかけるので精神にはあまりよい影響を与えない。静かな雰囲気の中で全員が気合いをかけると中には初心者がビックリしてしまい、アメリカ人の一人が脱糞してしまって、笑い話しにもならない瞑想になってしまった。これでは瞑想にならない。仏教的雰囲気を出して、禅と武術の融合を試したかったのだろうが、尤氏長寿養生功では一時間座るので、最初は私の股関節が悲鳴が上がるほど痛くなったものであった。五年前に膝を道路にしこたま打ち付けてしまってからは、あぐらをかけなくなった。もっぱら椅子やベッドに座って瞑想を続けている。今回の手術のあとに化膿してますますあぐらをかけなくなっていたけども、腫れが引いて膝の曲がりが良くなり、あぐらをかけるほどに回復して来た。あぐらをかけるようになると瞑想が、以前と同じ深さで出来るような座禅となる。悪いことばかり続くものでは無い。努力を続けて、痛みと戦えば、外科的措置を駆使して、化膿しても抗生物質の投与で、出来なかったことができるようになる。努力と気力を持ち続けた私へのご褒美である。あぐらをかけなくなったことがものすごく気になっていた。Half Lotus  の座禅をこれから毎日練習して座禅を組めるよう、膝と股関節をストレッチ出来るよう、また明日からリハビリをスタートする。ますます回復している私の身体は私の指導員と共に、私の宝ものである。