腸と免疫

NHK の人体と言う番組で興味深い内容があって、楽しく見て考えさせられる番組であった。腸は単に排泄するだけの働きだけでなく、免疫を制御する大事な臓器であった。そのメカニズムは腸内細菌が大いに関わっている。日本人の食べるものが、今まで何千年と伝統ある和食であった。しかし、明治以降の西洋風の食生活によって食物繊維が極端に少なくなって、免疫力が制御されなくなって免疫細胞の暴走が始まり、難病が増えたと言うのである。例えば、花粉症や免疫不全の病気で免疫細胞が病原菌と間違えて正常な細胞まで攻撃することになる膠原病などの難病である。私の幼少の時には花粉症などは聞いたことがない。アメリカに行って、 Hay Fever,  アレルギー性鼻炎がとても多いのに気づいた。最近花粉症が日本でもやたらに多い。日本でもアメリカでも、野菜不足なのであろう。禅宗の修行僧には花粉症がない。精進料理でタップリの食物繊維を摂ることが理由である。私が提唱している食、体、想、の食は玄米菜食で食物繊維をたくさん摂ることが健康を保つことに繋がる食生活なのである。ここにも尤氏長寿養生功の私が提唱する生活、生き方の哲学、方法が最新医学と合体融合、合致する理由の説明になる。