支援

私がサンフランシスコで尤氏長寿養生功に出会った時にはその武術氣功は絶滅の可能性があった。師母は八十を超えたご高齢で、この氣功のワザはとても難しく、氣を練るにはとてつもない多くの時間、年月が必要であった。そこで私は考えた。毎日師母の道場に通って出来るだけ一緒の時間を過ごして鍛えてもらおうと毎日二回の練習の猛特訓をするのに道場で一番多くの月謝を払って私の誠意を示して師母の生活を支援した。遠くの街での道場にもサンフランシスコの師母の自宅から迎えに行って, 帰りも自宅まで送ってから私は私の自宅に戻って行くのである。一日二回の訓練の後にすぐ寝たかったが、これも高齢になった師母への支援と思って私なりに出来るだけのことをしていた。先日、スイス人のヒーラーから連絡あって彼の腰痛を遠隔治療で腰痛を消したところ、尤氏長寿養生功に大いに興味を持ち、講習会をスイスとドイツで開催して欲しいと言って来たのである。また、オンラインで練習したいと言う。考えてもいなかったが、今後オンラインでも練習出来るように環境を整えることを約束した。瞑想を長年しているので画面の向こうで私の氣で転がっていた。このように積極的に初めから講習会開催を申し込んで来ることも老齢になった私には大きな支援となる。私を勇気づけるものである。将来ヨーロッパにおいて、初めての講習会開催はフランスになると予想していたのであったが、この勢いではスイス、ドイツでヨーロッパ初の講習会が開かれることになるかも知れない。