個性を大事に

日本人は真面目で几帳面な性格だが、そのせいか自分たちの規格に合わないモノを排除するようである。マルのものを四角に収めることは出来ない。マルいものは転がるようになっており、転がるところに長所があって四角のものは四角の特性があるだろう。人間の個性も、出る杭は打たれる、のことわざ通りに人間の個性を叩いて平均化、金太郎飴のように平均化しようとする。私が四十五年前に日本を離れた時にも、何処を切っても同じようにされることを嫌って渡米したのであった。今回のタヒチ移住も、四年前に帰国して以来出る杭は打たれる、ことを忘れていて日本を窮屈に感じ始めていたからであるかも知れない。その窮屈さを感じて、また自由を求めて私の個性を育み伸ばす場所にタヒチを選んだ。私は私の個性、特徴をタヒチで伸ばしてその個性を世界に問う。世界の人々がどのように感じるか問いたい。人生の生き方には正解は無い。教育をEducation, と習った私は自分の個性をEduce、伸ばすことと理解した。我々の個性は叩かれるモノではなく、育てて伸ばすモノである。