友人帰国する

タヒチからの無邪気な友人が今日都内に一泊して、明日タヒチに帰国する。初めての日本を存分に楽しんだと見えて、素晴らしいを連発していた。二年後に移り住む高野山の隣の村の龍神温泉は移住者を募集するほどの過疎地である。借りる家はとても大きく、安いらしい。私は大きな家を借りてたくさんある部屋を改造して瞑想の部屋、練習場、寝室、オフィス、などに分けて使い、一部屋はゲストルームにしてタヒチからの友人たちが来れば、住む場所を提供して、私がタヒチに休養に行けば、住む場所は確保されている。お互いのニーズを提供して良い関係を保つ。これは人間関係を上手く保つ基本的なスタンスであろう。太田氣功道場の哲学は共栄共存共生と言うお互い、共に生きて利益を得る。利益を一人占めする者には作ることの出来ない人間関係である。共に益になることを分け合って共に得して幸せになる。これ以外に人がお互いに幸せになる方法は無い。真の武術家の心と真の瞑想家の心を持たぬ者はこの共栄共存共生と言う哲学を理解していない。これでは、他人を幸せに出来るはずもなく、彼らも幸せになることは出来ない。太田氣功道場では、私は率先して共栄共存共生を実践している。私が毎日を嬉しく、楽しく、幸せに生きている理由は、相手のニーズを考慮、理解して、提供して後、私のニーズを伝えて相手が満足し、私も満足して幸せになる。そんな生き方を心がけているからではないか?と思っている。