瞑想と座禅

こんなことを言うと、変に思われるかもしれないが、座禅と瞑想は同じことではない。その説明を今からしよう。

座禅は、仏教の修行の手段であって、インドに興ったブッダが提唱した瞑想を足を組んだ座禅の形として中国に伝えられたものが禅宗として日本に伝わったものである。その目的は解脱、悟りを開くことである。宗教的な意味合いがある。一方、瞑想はどんな形をとっても良く、最近の科学でも、マインドフルネスと言って、医学的にストレスに効果があることが証明されている。だから、瞑想と言えば、座禅を組む必要が無く、立っていても寝ていても良いのである。リラックスした集中を保つことから、太極拳や氣功なども動く瞑想と言われる由縁である。その目的はさまざまにあるが、精神的、肉体的健康と長寿、我々の尤氏長寿養生功も訓練にチベット密教の瞑想を取り入れているので、座禅を組んだ瞑想を行なう。