知ってもらいたい

あと二、三日で熊本講習会に向けて出発する。講習会をする最大の理由は、一言で言えば、氣の存在の証明である。三十年前にテレビ局に呼ばれて有名人を氣で投げ飛ばした時の日本人の大半は氣の存在を信じなかった。テレビ局の人間であっても、私への態度は非常に悪く、マジックやトリックを使って人を投げると思っていたフシがある。信用されない。テレビ局の中では、オレにやってみろ!と言って試そうとする者もいて、私が氣を感じない者を投げることは出来ないと言って、して見れば、氣が繋がらないから投げられない時に、そらみろ、投げられないじゃないか!と言われる始末であった。いつも検証の番組となってしまう。その後に氣功が医療としての効果があると分かってからは、氣が存在する事実が理解されたようではあるが、今でも、百パーセント信じられていない状態である。私が講習会を開催する理由はここにある。氣の存在の証明には、初対面の人に勁空勁をかけて、投げ飛ばすことが出来れば、それほど確かな証明は無いと思い、講習会を開催しているのである。尤氏長寿養生功がホンモノの氣を訓練する氣功であることを知ってもらいたいのである。講習会に於いて、目の前で講習会に来た他の初対面者が宙に飛ぶ姿を見たり、自分が本当に触れずに投げられる体験は、考え方を根本から変えてしまうほどのチカラがある。目に見えている世界だけが現実の世界ではない。目に見えないチカラが存在して世界が成り立っていることを理解させる重要な使命がある。物質的なものが見えないチカラで動かされていることを理解することは、目に見えることしか信じない殺伐とした人間の傲慢、既成概念を壊す手段ともなる。人間の意識を改革してさらに向上する契機となるものでもある。人間は常に進歩しなければならない。技術の進歩に意識の進歩が遅れてはならない。特に尤氏長寿養生功の立禅、座禅の瞑想がこれからの人類にとって、重要で、生きる上で、日常の一部になるべきものであることを知ってもらいたい、と私は力説したいと思う。全ての日本人が私との氣の交流で、勁空勁で投げられた後には氣の存在を疑う者は誰一人いなくなって、意識が向上して肉体と精神が融合調和する、世界で唯一の民族となってもらいたい。