メンタル

日本語でメンタルと言う言葉は実際には英語のMentalityと言うのが正しいはずである。メンタリティでは長すぎるから簡単にメンタルと和製英語になったものと思われる。メンタルはメンタリティの形容詞だ。ま、いづれにしても、精神面のことを言っている。スポーツや武術など人間が活動して成績の結果は問われるときに勝敗の分かれ目になる場合にメンタルいわゆる精神面の強い方が勝ちを収めると言われているが、私が師母から教えを受けていた時には、ジャンプを相当数やってぶっ倒されそうになった時点であと一回だけジャンプと言われると、なにくそ、とたった一人の日本人である私にはハイもう出来ません、とは言えない雰囲気があった。もう一回どころか、あと二回、三回出来ていたのが現実であった。このことから私が気づいた事実がある。肉体には限界があるが、精神、メンタルには限界は無い、ということであった。心が辞めた!と言わなければ、いつまでも辞めたことにはならない。特に技術が伯仲している時など、メンタル、精神の力がより大事になる。私は現在身体障害者にはなっているが、椅子に座って、初講習会参加者に勁空勁を行なっている。例え、カタワになっても、氣が充実していると勁空勁はどんな状況でも出来るという証明になる。タヒチでも、椅子に座って、二メートルを超える巨人を触らないで投げて、治療に集まる患者全員の治療を成功させた。メンタルがいかに重要なことであるか証明出来る事実である。力とワザ、技術を超えるものが氣であり、精神、氣、メンタル、心であることがこれで、分かるだろう。もうひとつ師母が言っていたことは練習では百二十パーセント氣を出せ!実際に使う時には七割八割で良いと言っていた。私は訓練でも実践でも百二十パーセントである。