甘えとタカリ

今回の日大のアメフットの傷害試合に絡んで、尤氏意拳の神田真澄こと姜吉隆の私との因縁を振り返ると、このオトコの今までの人生は甘えとタカリの人生であったと言わざるを得ない。母と姉に甘えて、周りに集う者たちにタカって奢ってもらい、カネを出させる。その甘えとタカリは見事に手際が良い。私も最初に会って以来、時間とカネはいくら提供させられたかは、覚えていないくらいである。今でも取って逃げたカネの全額を道場生に戻すべく奔走しているが、逃げ回っているので、連絡することすら出来ない。こんなどうしようもないオトコと縁を持ってしまった私の不覚であるのではあるが、五十近くになってなお、このオトコの甘えとタカリは治っていないようである。自立することが出来ない。幼少期にあまりに母と姉に甘えて、長じるにつれて、周りの人に甘えてたかるようになった。学校を卒業した後は私の氣功で大金を手に入れられて、その味をしめてしまって、忘れられない。そこでも、カネが必要になると働かずにカネを調達する方法を思いつく。私の道場生に寄付という名目でカネを集めて、それでも足りずに小金を持つ老年女子道場生に近づき、あなたは私の母です。などといういつもの常套句を用いて私の名前で借金する。そして、トンズラする。今まで都合をつけてもらったカネは返したためしはない。いつまで経っても自立出来ない。このまま行けば、計千五百万円のカネを返さずに一生を終えるだろう。詐欺師と呼ばれる一生を終える。こんなオトコが武術家と名乗ることなど許されるのであろうか?すでに親戚にも見放されてしまった。