我欲と悪魔

大本教の教えには、人間の心の幅は神聖な心から邪悪な悪魔までの間に動き回るものとして、良性の心でことに接すると神のような対応になり、その時には神対応と呼ばれるような行動となるが、自分の我欲が強すぎてその状態が続くとだんだんと悪魔の心に近づき、ついには悪魔と手を結び、悪魔の言いなりになって、自分でも何をしているのか理解出来ない行動をして、常人の行動と思えないことをして、最後には、悪魔と離れられなくなって、あんな良い人がこんな尋常でないことまでしてしまうなどと、僧侶が家族を殺す事件もあった。そして、待っていることは自分の破滅になり、悪魔の餌食となる。悪魔の目的は破壊と破滅が待つ地獄へ引っ張り込むことである。我欲からの金銭欲と目立ちたがりの自己顕示欲は自分の我欲であるからそんな我欲に執着すれば、悪魔と手を結び、引き返すことが出来ないことになり、世間の常識に反する行為がエスカレートする。最後は悪魔を喜ばす地獄行きとなって破滅する。これは己れの心の問題で、誰にもどうすることも出来ないのである。心を入れ替えて、良心に従う行為に戻るしか悪魔に打ち勝つ方法はない。