組織運営

団体の中に一人か二人のできそこないの者が現われることがある。タヒチに於いても、すでに出てしまった。未だ破門にはしていないが、しばらく氣功の訓練から離れるように伝えたが、よほどショックを受けたらしく、今また彼から電話があり、明日会いたいと言っている。が、私は会わないつもりである。日本でも同じことで人間のできそこないが二人ほど組織団体をかき回してスタコラサッサと逃げて自分の新しい道場を創立している。それぞれ、武術と瞑想の大家と自称して立派に月謝を取っている。タヒチのできそこないはそこまではひどくない。人間が瞑想すると、自然と簡素でシンプルな生活となり、モノが減り、お金もそんなに必要なことにはならない。逆にカネを追いかけ、チカラも無いのに自分が大将になって道場を開くとはどんな根性をしたらそんな状況を複雑にして、あえて敵を作るようなマネするのであろうか?私には理解出来ない。私はますます簡素にシンプルに世界にこの尤氏長寿養生功を一直線に広めようとしてタヒチを拠点として選んだ。このタヒチの国で認められるだけのチカラを日本のできそこないの人間がマネ出来ない、今生においては逆立ちをしてもそこまでの実績を残すことなど出来はしないことを知らしめる為に今タヒチに居る。今回タヒチに来て、傘下の太極拳の生徒の持つ  、山のほとんど頂上にあるバンガローに泊めてもらっている。亡くなった父親はフランスの病理学者だったと聴いている。アフリカや遠隔の未開地で風土病の研究とその病理を探っていたと言う。そのせいか、とても紳士的な優しい家族思いのナイスガイで、ハンサムな男であった。彼は瞑想が大好きで、ヨガもやっている。尤氏長寿養生功を興味深く接していたけども、私に投げられて立てなくなる体験をしてからすごく仲良くなった。彼は最近始めたヨガと太極拳でもベストの生徒であるが、私の太田氣功道場でも、ほどなく、一番弟子になることは間違いのないものと思われる。高校の数学の先生であると言う。教師の社会的地位と収入はフランスにおいては日本と比較にならないほど高い。このバンガローにはプールもついていて暑い日に二時間ほど泳いだが、皮膚が火傷をしたようになって、皮が剥けてしまった。私のタヒチでの組織運営はこれからなのであるが、

集まるメンバーが身元や職業に恵まれている道場生が次々と噂を聞きつけて集まって来ている。