信ずれば通ず

何かことを成すには信じてさえいれば、想いは叶う。信ずれば通ず、念ずれば敵うということである。私の師欧陽敏師母は、氣があることを信じろ、信じて毎日訓練していれば、必ず勁空勁が出来るようになる、と言っていた。私が尤氏長寿養生功を習い、勁空勁を自分のものにするまではどんな辛い修行も、どんなひどい仕打ちにも耐えると決心して勁空勁が出来るようになってからは、師母と約束したように尤氏長寿養生功の名を日本に轟かせて、今度は、日本を飛び出し、世界の果てまでその名を響かせる決心をした。ある日、師母がみんなの前で、お前は日本でたくさんの道場生を持つだろう、と言った。また私がみんなの前で褒められると他の道場生のみんなから反感を受けるので、もうやめてくれないかなあ、と思ったことがあった。以前は私にいつも、プーハオ、プーハオと言われていたのだが、私が師母を信じ、氣を信じて、この氣功に私の全てを打ち込んでいたのを師母はジッと見ていたのであった。今、私がこの尤氏長寿養生功に携わったことを振り返ると、私がこの氣功を信じて、信じて、信じ切ったからこそ、私は勁空勁を自分の手中に収めることが出来て自分の道場を持ち、この氣功を教授する身になったのだ。そしてまた、こうして尤氏長寿養生功を世界に発信しようとしている。私は今でも信じ続けているのである。信ずれば通ず、