零からの出発

日本を離れてアメリカに行った時も、アメリカから日本に帰国した時も、新しい生活は零からの出発であった。来年タヒチに移住する時もまた、零からの出発となる。しかし、住む家と仕事も鍼灸の治療院、氣功の道場もあるのでただの零からの出発ではない。友人もいて、友人以上の友人もすでにいる。来年の移住は三度目の大きな引っ越しである。三度目の正直の零からの出発は準備万端の出発であるので、私にとっては楽に平坦な道を歩いて行くようなものである。カネがあっても、夢と希望の無い者の人生は寂しくつまらないものだろう。全て揃っている引っ越しは夢と希望と相まって、私の老後の人生は楽しく嬉しい幸せなものとなるに違いない。