脈診

全ての情報を、恥ずかしがって言わないことに対して、こちら治療する側は出来得る限りの情報は集めねばならない。そこで、東洋医学にはいろいろな診断法が用意されている。西洋医学では、最近MRIとかCTSCANなどの最新の機器があるが、東洋医学ではそんな高額の機器を揃える訳にはいかない。そこで、脈診と言って、脈を取って身体の中の状態を検知する方法がある。私はあまり得意ではないが、最低限、女性が妊娠しているか、今現在生理中であるか位は知ることができる。それに、お腹の中の胎児が男の子か女の子かも分かってしまう。脈の状態で判別できる。タヒチの私の知り合いの男性が付き合っている女性のお腹が大きいので、私が脈を取ると胎児が女の子を現す脈をしていたので、それを伝えると彼が女の子は要らないと言ったので、私は困惑してしまった。私はただ単におめでたい話で男女に関わらず、喜んでいると思い、伝えただけであったのだが、男女の産み分けと胎児の性別まで分かってしまうので、よほど慎重に教えたり、伝えたりしないといけない、と反省している。妊娠している女性に、生理中の女性には、鍼を打ってはいけない禁忌禁鍼のツボがある。鍼を打てば、流産したり、大量の出血をする危険性があるので、鍼灸師には是非覚えて欲しい、習得して欲しい脈診ではある。この脈診も鍼灸講習会の内容に組み込む予定がある。