嫉妬

嫉妬は人間の犯す罪のひとつで、例え高僧であっても、嫉妬して、無くなることはないと言う。尤氏長寿養生功のサンフランシスコの道場でも嫉妬の感情は渦を巻いていた。昨日私のハワイにいた先輩は今度はメキシコのバハカリフォルニアに遊びに行っていて、二週間滞在するのだと言う。この先輩を嫉妬して、師母の前で、自分の方が上だ、ということを見せようとして肩の押し合いになってついには喧嘩のような押し合いとなり、先輩のかけていたメガネを手で吹っ飛ばした、メガネはバラバラになってしまった。私がクレージー B  と呼んでいる者が明らかに先輩が道場の筆頭であるのを嫉妬しての行為であった。先輩はドクター尤夫妻と一緒に生活したこともある。このクレージーB は私にも嫉妬していろんな嫌みを私に言ったり、私と師母との練習を邪魔する行為を他の道場生に気づかれないようにするのであった。この人間の他にもいたのであるが、それは言うのをやめて前に進もう。男の嫉妬は女の嫉妬より激しく、醜い。

私が日本に尤氏長寿養生功を紹介した時にも他の流派や武術家武道家に大変な嫉妬を受けたのである。嫉妬をしてもいいんじゃないかと個人的には私は思うが、嫉妬の感情をエネルギーにして練習に励んで道場の筆頭になれば、嫉妬の負のエネルギーが消失することと私には思われる。私が教えた者が私を嫉妬して手前ミソの道場を開いた者もいる。今でも、嫉妬をしていることは間違い無い。尋常ではない修行をしている高僧であっても嫉妬するのに今、この人間に嫉妬がおさまっているとは思えない。