さらばライアテア島

今日はライアテア島滞在の最終日である。今朝も患者が山の頂上のバンガローに来て治療を行なう。二、三日見つからなかった小さな肩掛けのカバンがとうとう見つかり、危うくパスポート財布帰りのチケットなどを失くしてしまったと思っていたので、神様にお願いして見つかるように祈っていたのであった。これで安心して日本に帰れることになったのである。いつものことであるが、帰りの時はアッと言う間に来てしまう。たくさんなmistakeを犯したが、何とか切り抜けた。私が習った鍼灸治療と氣功のおかげである。芸は身を助く、と言うことだろう。今夜最終日にこちらの指導員二人が、揃って私のバンガローを訪れ、今後の展開について話し合う。タヒチの共同体にとても大きな影響を与えることが理解できているようで、明日朝出発前に市長さん夫妻が私に挨拶がてら、朝食を共にするのだと言う。話しは本格的に進められている。だんだん、シリアスな討議が始められて行く。次のタヒチ訪問の予定を伝えて二人に帰ってもらう。今晩は荷造りを終えて早めに寝て明日の朝に備える。帰りの時が迫っている。