2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

不動心

禅や、特に武術武道に不動心と云う言葉が出てくる。不動心とはなんだろう?文字どおりに解釈すると動かない心と云うことになるであろう。では、動かない、何ごとにも動じない心をどうやって作るのであろう。私は直感的に尤氏長寿養生功を修行後にこの不動心…

先輩と尤老師

私の先輩に中国系アメリカンがいる。彼と私は始めからウマが合った。私が尤氏長寿養生功を習うに全てチンプンカンプンで、周りの中国人に日本人である私は嫌われ、差別されたが、彼だけは私をそんな目で見ることは無かった。私が純粋に尤氏長寿養生功に特別…

執着

我々が人生において、幸せになろうと思えば、執着を捨てねばならない。私は尤氏長寿養生功の修行後に私の人生は好転して幸せになった。今、尤氏長寿養生功の秩序を乱して、私の許可無く、自分で勝手に自分の道場を開いている者たちは自分の自己顕示欲に執着…

自己顕示欲

人間の中にはキツネのように狡猾に身を飾り、孔雀のように大げさに身の丈に合わない羽を広げて人に見てもらう為に醜い自己顕示欲を丸出しにして尤氏長寿養生功を利用して基本功と瞑想とワザを盗んでいく輩が存在する。そのような者たちは正統尤氏長寿養生功…

師母外伝❷

師母を想う時にプッと吹き出してしまうほど師母は、お茶目なところのある師匠であった。師母が脚を手術した後に百歳を超えても我々に訓練をつけていたのだが、ある日、白人アメリカンがオートバイで練習に来ていたので、師母にオートバイで行きましょう、と…

ニセモノ

ホンモノになれなかった者が、権威が欲しくて、自分を権力者に押し上げようとして、ホンモノを真似して、ホンモノに似せて自分の勢力を作る。尤氏長寿養生功は武術であると同時に芸術でもあり、チベット密教の瞑想と融合した瞑想の文化でもある。中国武術を…

師母外伝

師母の逸話もたくさんある。その中のいくつかは私がこの目で目撃している。その中のトップにくることは何と言っても、私が入門してしばらくして、道場全員が参加したデモンストレーションであろう。ドクター尤の逸話も含めてこのことを知っているのは日本人…

ホンモノ

ここまでのブログ記事を読んだ方はもうすでに尤氏長寿養生功はホンモノで、その基礎訓練と勁空勁が太田氣功道場に受け継がれていることは理解出来たであろう。最近指導員から知らされて、私の許可無く、勝手に自分の道場を開いてカネを取る輩がまた出たと言…

目的

何かを習い習得してその道を極めようとする時には目的があるはずである。尤氏長寿養生功を学びに来る者も必ず目的がある。ドクター尤老師の尤氏長寿養生功の創立の目的はその名の通り、万人の健康長寿である。一人の武術家を試合に優勝させたり、一人の野心…

ドクター尤外伝

ドクター尤の逸話は、私がたくさん聞いている。私がたくさんな逸話の中で最初に思い出すのは、太極拳をしている温厚な老年中国人から聞いた話である。彼が実際に見ていることである。 ある日、高い台の上に二枚の皿を足幅くらいに離して置いて、ハッと気合い…

苦と楽

人生とは苦の連続である。楽はほとんど無い。そんなバカな!と思う者は仏教の哲学を思い出してみるがよい。生老病死の四大苦と言って、釈尊は、生まれて死ぬまで苦であると喝破している。尤氏長寿養生功を私から習いながら、カネと自己顕示欲の誘惑に負けて…

ドクター尤の動画

先日、私のアメリカに住む先輩道場生から DVD のテープが届いた。私にとっては二十年振りに見る懐かしいビデオの動画であった。その中には日本のテレビ局が撮影した私の練習風景もあったのだが、そんなことはどうでも良く、もっと大事なものは、ドクター尤と…

上昇志向

生い立ちや家庭環境に負けて自分の性格と考え方が歪められて、社会、周りの人間を見返してやろうと武道の世界に入り、強くなってやろうとする者が多い武術武道の世界ではあるが、尤氏長寿養生功も例外ではない。野心を持って入門する者がいる。カネと自己中…

平和利用

ポルトガルから伝わった鉄砲は日本の武士の戦いに使用されて、旧式の鉄砲は明治の初期には使いものにならずに廃れてしまう。火薬も日露戦争では、新火薬が出てくる。現在、火薬は戦争に使用されずに花火となって人類に楽しみをもたらす平和利用の為に用いら…

健康増進法

実は、私も知らなかったことであるが、日本の法律には健康増進法と言う法律がある。国民は健康増進をする義務がある、として、日本人として、タバコを吸わない、受動喫煙をさせない、お酒もある一定以上は飲まずに健康に気をつける義務がある、と言うのであ…

毒とクスリ

尤氏長寿養生功は紛れも無く、正真正銘のホンモノの中国武術であり、チベット密教の修行の瞑想である。ホンモノのワザや術には二面性がある。ある者には毒になり、ある者にはクスリとなる。私が大阪の道場を去ってアメリカのご病気の師母の元に戻った後に私…

白湯

今でこそ、私はコーヒーやお茶を毎日飲んでいるのであるが、アメリカサンフランシスコの道場では湯沸かし器が用意されていて練習の時には、白湯をいつでも飲んでいた。お茶やコーヒーを飲む者にとっては、つまらないと思うかもしれないが、毎日汗をかいた後…

信念

ものごとを成すには強い信念が要る。 今まで尤氏長寿養生功に集まる者たちの中には信念無く、ウソをつき、自分に都合が悪くなると機嫌悪くなって他人を責めて、教えるもの無く、勇気と実力無くして勝手に教え始める者がいた。自分に無いものをあるとして、世…

空勁

空勁は尤氏長寿養生功の最大の特徴である。空勁とは、相手に接触して相手を制する勁からもう一歩進んで相手に接触せずに相手を制してコントロールすることを言う。空勁を中国語では、コンジンと言う。英語では、 Empty Force と訳している。空勁は大変に習得…

身口意

今までに尤氏長寿養生功を通して関わった者たちの中には、言うことは政治家も裸足で逃げ出すほどに口の上手い者がいて、そんな者に限って、口で立派なことを言ったその後に取る行動は口ほどには立派で無く、呆れるほどにおかしな行動を起こして私を含めて指…

文化遺産

中国武術である意拳そのものも絶えようとしていた文化遺産であるが、意拳から進化発展した尤氏長寿養生功も絶滅寸前の文化的遺産であった。アメリカに在住していた私は幸運にも尤氏長寿養生功を修練する機会を得て、日本に三十五年ほど前に紹介出来たのであ…

組織防衛

師母はいつも私に、お前が日本で教える時には、誰に習って勁空勁を出来るようになったと言うんだ?と私を疑ぐる感じで叱りつけるように言っていた。私が通氣をいただき、アメリカを去る最後の練習の後には、純金の指輪とお若い時の写真を私に渡して、日本で…

オバケ拳法

日本人にはビックリするような名前であるが、先週勝手に身体が反応してうらめしや ~ てな具合に両手がダラーンと下がって、全く上半身のチカラが抜けてフニャフニャとなった体勢で指導員に勁空勁を打ったら、爆発的な氣で指導員が打たれて私でも驚くような叫…

秩序

最小の共同体は家族であり、地域社会、国家そして宇宙となろうか?宇宙の動きには秩序があって秩序が乱れると宇宙の運行はうまく行かなくなって、我々の生存も危うくなってしまう。国家の秩序を乱す者は処罰されるだろう。地域社会においては、村八分となっ…

人生を堂々と

この歳になって、自分の人生を振り返って見ると私の日本での生活が二十五年、アメリカの生活は四十三年、で日本に帰国した。アメリカの生活が日本の生活より長いことは今のところ、事実である。アメリカ暮らしが長いからと言って、私が日本人であることには…

執着心

仏教では、生きていく中で執着心を持つことは、心があることに囚われて、生きることが心乱されてうまくいかなくなる。執着心を持つ対象は実際には存在しない。一時的な心の乱れが愚かな嫉妬を作り、理性的判断が出来なくなる。瞑想をする理由がこの無明の執…

氣と魂

氣功、特に尤氏長寿養生功を正しく偽りの無い修行訓練を続けると、氣の密度が濃くなって来て、氣の質が少しずつ変化するようである。最近指導員を氣で投げ飛ばす時には以前とは違う反応をしているようである。以前は表面的に氣が入っていたが、今はもっと奥…

Pretender

人生において、自分の役を演じると云うことを頭に自分の人生を送っている者がいるとは思うが、私はそんなことを頭に浮かべたときは一度もない。大瞑想家を装い、大武術家を粧い、大医術家を装う尤氏意拳協会明光武道の神田真澄こと神田吉隆こと姜吉隆である…

一勁入魂

勁空勁を打つ時には、私はどんな初心者であろうが、十年以上通う指導員にも私の魂を伝えて心と心が氣を通じて魂を通い合えるように、そしてそうなることを理想とする勁を打っている。氣で打ち、魂で打つ。ただの武術ではないのだ。おそらく、中国武術最高の…

桃色筋肉

NHKの「試してガッテン」で情報を得た方もいるかもしれない。筋肉には速筋と遅筋の二つがあって、遅筋は赤色で持久力がある。速筋は白色で瞬発力がある。第三の筋肉があることが分かった。ピンク色の筋肉と言う。ミトコンドリアが増えるとピンク色の細胞が増…